こんにちは、mahiroです。
2024年もあっという間でした。社会人になってから時間が経つのが早くなっている気がします。学生時代と違ってイベントごととかが少ないからですかね、なんとかこの状況を脱却したいです。
この振り返りでは、いつもと形式を変えて時系列順に今年あったことを振り返ろうと思います。また、後半では今年読んだ推し本もいくつか紹介しようと思います。
振り返り
3ヶ月ごとに分けてこの1年を振り返ろうと思います。仕事のことからプライベートのことまで印象的だったことを書き起こしていきます。
1月-3月
年始に大学時代にいたDo'erというサークルのイベントがあり、そちらに参加しました。他メンバーとラジオ形式で話したり、後輩からの質問の受け答えをしたりと終始和やかな雰囲気で楽しかったです。
あけましておめでとうございます!🎉
— Do'er (@du_doer) 2024年1月5日
昨日、「Do’er大新年会!OB社会人と学生が集う座談会」をラジオ形式で開催しました!🥳
参加人数は20人超え、Slidoでは30個以上もの質問が!OB・現メンバー共に久しぶりにわいわいできた楽しいひと時でした!🙌
参加してくださった方々ありがとうございました! pic.twitter.com/AGmjy1lFgW
2月には、珍しくLT会で登壇もしました。2024年は確かこの1回だけだと思います。 新卒1年目なのに生意気にもキャリアの話をしてきました。新卒から本業も副業も頑張りたい!という人には参考になるかもしれません。よければご覧ください。
発表してきた!#テテミート pic.twitter.com/IEL3yRfZEd
— mahiro (@mahiro0x00) 2024年2月9日
また同じくらいの時期にQiitaハッカソンに参加しました。大学3年生の初めて参加したハッカソンのときから憧れだった某エンジニア(@Selria1)にお誘いいただき出場することになりました。予選はSOBANIというサービスを作り、上位10位?くらいに入り無事本戦出場できました。 メンバーが優秀すぎたので僕は賑やかしと細々とした作業をしたりしてました。
ゆるくつながるコミュニケーションサービス『SOBANI』を作りました!
— mahiro (@mahiro0x00) 2024年2月11日
常駐型のデスクトップアプリで、チームメンバーと仕事中にわいわいできます🙌
もちろん仕事はします()
リモート業務する新卒としては、話しかけるハードルがかなり下がる嬉しいサービス#QiitaHackathon https://t.co/Zr2JrVIADn pic.twitter.com/5g9jUnGd6Q
本戦ではガチャガチャと連動したサービスを作りました。ガチャガチャの印象が強烈すぎてサービス内容は思い出せません。 (今見てもめっちゃガチャガチャでしたw これはギークすぎる)
本戦の結果は悔しくも受賞できませんでしたが、オフラインで集まってわちゃわちゃしながらモノづくりできたのはすごく楽しかったです。
最近はお互い時間が取れず動いてませんが、大学時代からの友人(@D_kazuyan)と事業を何かしたいねという話もしてました。 その過程で会社のロゴを同期のデザイナーに業務委託で作成してもらったりしました。本業以外での同期の活躍ぶりをみれて個人的に嬉しかったです。
4-6月
社会人2年目になりました。
会社に新卒が入社し、その研修のメンターを担当させて頂くことになりました。メンター業務は非常に難しく、スケジュール感の把握や 自分たちの意見で視野を狭めないようにするなど、考えることが沢山ありました。
自身がメンターとなることで、改めて去年研修してくださった先輩方すごかったなと感じましたし、今回の研修で僕自身も良い経験をすることができありがたかったです。後輩たちにとっても良い成長の機会になったなら嬉しいなと思います。
また、チームにも新卒がJOINしました。といっても内定者アルバイト時代からすでに1年近くいたので新鮮味はあまりなく、逆に安心感がありました。 今は良い意味でもう新卒感はなくなり、ゴリゴリ開発してくれる頼りがいのあるメンバーの1人です。
他にもSoftwareDesignの執筆をしました。というとかっこよく聞こえますが、実際には沢山添削してもらったので僕の文章の原型はほとんどないですw
執筆にあたり過去資料やslackを全て読み漁って自身が当事者となり進めるよう意識しました。(slackは5年分くらい眺めた気がしますw非効率な方法だったとは思いますが、過去の意思決定やチーム変遷など資料からは読み取れない部分が多く見られて面白かったです。)
その過程で多くの情報をインプットでき、それを自分の言葉で読者向けにどのようにアウトプットとして出すか、何度も考え直す機会が与えられました。最初期の文章は今見直すとかなり拙い部分が多くありましたが、チームメンバーの手厚いレビューや方針のアドバイスもあり、最終的には良い内容に仕上がったのではないかと思います。何度も壁打ちに付き合ってくださった上司や詳細な部分までレビューしてくださったチームメンバーに本当に感謝です。とても良い経験になりました。
「レガシーシステム攻略のプロセス」の第3回を弊チームより寄稿させていただきました!
— mahiro (@mahiro0x00) 2024年6月9日
マイクロサービスへのリプレイスにおけるAPI Gatewayの設計・開発、さらに現在の運用方法や、マネージドサービスなしの自社開発ならではの知見も書かれています。
是非ご一読ください! https://t.co/S1un0HBOAf
執筆した内容はこちらで公開されています。興味のある方は是非ご覧ください。 techblog.zozo.com
本業以外では、MACCという松尾研のAI関連の学生スタートアップを支援するコミュニティのイベントに縁あって参加したりしてました。 コミュニティの質が高く、向上心も技術力も持ち合わせる優秀な学生がたくさんいて驚きました。学生には負けないぞと自身のおじさん精神も垣間見れました。
4/8(月) 19:00 - 21:00より
— 金澤 亮 / Ryo Kanazawa (@k_another_wa) 2024年3月28日
松尾研起業コミュニティMACCのピザパを開催します!🍕
理科大生中心に、東大早稲田等の情報系の学生・起業に興味がある学生が集まります。
参加無料なのでぜひお越しくださいー!
(場所はMicrosoft Baseです!)
詳細&申込:https://t.co/z8QdRrb75v
Go Conferenceにも今年初めて参加しました。こういったイベントにすぐ参加できるのは関東にいる強みですよね。関西にいた学生時代よりもいろんなイベントに足を運びやすくなったと感じます。 gocon.jp
Do'erのサークル内ハッカソンにも審査員としてお邪魔しました。後輩や新入生たちの活躍っぷりがみれて嬉しかったです。
【team2】(🎊優勝チーム🎊)
— Do'er (@du_doer) 2024年6月3日
作品名:SUSURANAI
選んだテーマ:健康サポート
禁酒、禁煙ならぬ「禁ラーメン」という観点からの健康サポートアプリ🍜 pic.twitter.com/irnnSR6Ks9
プライベートではOSSにも何度か貢献しました。といっても簡単なISSUEばかりですが...。
いくつかお気に入りのOSSを見つけたのでもっと貢献したい気持ちがありつつ、時間が取れずでもどかしい気持ちです。仕事しながらOSS貢献にも手が回ってる方、本当にすごいなと思います。
7-9月
7月には副業先がIVSのLAUNCHPADに登壇しました。
IVSとは日本最大級のスタートアップのカンファレンスで、LAUNCHPADはそこで行われるピッチコンテストです。決勝に出場するのも大変なようですが、副業先の代表がしれっと参加すると言ってるのを聞いて流石だなと脱帽しまくりました。 www.ivs.events
この副業先はAI VOLT という会社で、テキスト/音声/映像などを推論するAIを操作できるAPIの開発をしたりしてます。
LAUNCHPAD向けの準備もあり、この時期の副業はとてつもなく忙しかったです。あんまり寝れてない週が多く、とにかく開発とデバッグを無限にしていた記憶があります。 ピッチ直前でキリのいいところまで無事開発が終わったので良かったです。
イベント当日は代表のアツいプレゼンを聞いたり、パネルディスカッションをみたり、夜は会社のメンバーで焼肉を食べたりしました。その後エンジニアチームで他のお店にいき結局4次会まで行った気がします。おそらく10時間くらいにわたる飲み会でしたが、ずっとBERTやGPTのアーキテクチャの話などAI関連の技術の話を語ることができて最高の時間でした。またやりたい。
本業では、このくらいの時期から他チームとの連携してプロジェクトをリードする機会が増えてきた記憶があります。これまでは他メンバーがプロジェクトをリードし、作業を受け取って設計やコーディングをすることが多かったのですが、一段視座をあげ作業を作る側になることが増えてきました。 他チームとのMTGでは即座にチームとしての回答が求められることが多く、ドメイン知識不足や経験不足で時々ごにょごにょしてますが、メンバーのサポートもありなんとかやっていけてます。来年はもう少しそれっぽい顔でそれっぽい回答ができるようになりたい。
プライベートでは、お盆をつかって3日ほどでAIエージェントを使ったサービスを作りました。今はすでにサービス停止してますが、AIエージェントの自作やその挙動のデバッグなど個人的に良い経験となりました。
技術記事の積読解消のため、AIが毎日1つだけ厳選した記事をレコメンドするサービスを作りました!
— mahiro (@mahiro0x00) 2024年8月13日
1日1記事なら、ズボラな自分でも継続してインプットできそうです
推しポイントとして、AIエージェントの行動ログも確認できるようになってます。是非さわってみてください!https://t.co/7j1we7HY36 pic.twitter.com/7tuJausYuT
また夏の最後には 会社様が花火大会のスポンサー? をしていたおかげで特等席で花火を見ることもできました。流石にテンション上がりましたね。
あとは8/31にマジカルミライに初めて参戦しました。結論だけいうと本当に最高でした、誘ってくれた友達ありがとう。来年も行きます。
10-12月
1年のなかで直近3ヶ月が一番濃かった気がします。記憶が新しいのでそう感じるだけかもしれません。
10月くらいから新たに副業を2つ始めました。 きっかけはどちらも8,9月くらいで、ほぼ同タイミングでお誘いの声をいただきました。
1つ目がSPARQです。学生時代のインターンの時からお世話になっていた先輩からお誘いいただきました。 SPARQではupcareというECの延長保証のSaaSの開発をしています。詳しくはこちらをご覧ください。 upcare.jp
SPARQでは現在SREポジションで働いており、主に監視基盤構築やデプロイフローの整備といった業務を行なっています。普段はバックエンド側のアプリケーション開発が多いため、新たに得られる知見が多くとても良い経験となっています。
2つ目がSTAR UPです。こちらは学生時代に所属していたサークルの後輩からお誘いいただきました。 STAR UPはAI類似検索機能など持つ図面管理システムの開発や受託業務を行う会社です。
STAR UPでは外部技術顧問?のようなポジションで働いています。(明確なポジション名はなかったはずですが、業務的にこの名前が近しいかと)
業務内容としては、主に自社開発システムの設計レビューなどをしています。将来的にAIを用いたシステムの設計支援を強みとしていきたいという目標があったので、このタイミングでJOINできたのは非常にありがたかったです。良い縁に恵まれました。
現時点で副業を3つ掛け持ちしていますが、ギリギリなんとか働けてるといった感じで自分のキャパの天井が見えてきてました。 それもあり全体的に稼働時間が期待値より低くなってしまっていますが、少ない時間で期待以上の成果を出していければと思います...。引き続き無理だけはせず、楽しみながら頑張っていきたいです。
本業では、このくらいの時期からインターンや新卒の採用面接にも関わるようになってきました。 面接ではすました顔をしていますが、毎回心臓がバクバクなってます。もしお会いする機会があればお手柔らかにお願いします。
プライベートでは、コワーキングスペースの契約をしました。 最近は業務後に自宅から移動してコワーキングスペースで作業することが多いです。以前までは自宅でそのまま副業をしており集中力の継続に悩んでいたのですが、場所移動して環境を変えることである程度は集中力が回復するのでコワーキングスペース非常に良いです。
他にも個人で好きな分野のものづくりをする時間も多かったですね。 starletteと呼ばれるASGIベースのWebフレームワークの再実装をしたり(FastAPIのベースのやつです)、Goでインタプリタ言語の実装をしたり、最近は自作OSにも取り組んでます。自分の興味の赴くままに好きなもの作ってる時間は楽しいですね。
できた!いい感じ https://t.co/lgbEQLaKAi pic.twitter.com/D3jlYsKVZH
— mahiro (@mahiro0x00) 2024年10月13日
12月にはISUCONにも参加しました。何度か素振りはしたものの成果はいまいち出ず、といった感じでした。毎年言っている気がしますが来年はもっと早くからしっかり準備したい。
今年の推し本
今年読んだ個人的に良かった本もいくつか紹介させてください。
今年一番アツかった本です。詳細な部分まで紹介されていて最高のtipsでした。
Amazon.co.jp: Go言語 100Tips ありがちなミスを把握し、実装を最適化する (impress top gear) : Teiva Harsanyi, 柴田 芳樹: 本
システム設計の話です。Webクローラや通知システム、GoogleドライブやYoutubeの設計といった面白いテーマが多くありました。
システム設計の面接試験 | アレックス・シュウ |本 | 通販 | Amazon
PostgreSQLの内部を覗いてみたい方におすすめです。
OAuthあたりに自身がない方はこのシリーズを持っておけばなんとかなります。わかりやすくてオススメです。
初学者向けですが、こちらも良かったです。ソフトウェア開発で重要なことをコードの実例を用いつつわかりやすく解説されています。
Good Code, Bad Code ~持続可能な開発のためのソフトウェアエンジニア的思考 | Tom Long, 秋勇紀, 高田新山, 山本大祐 |本 | 通販 | Amazon
技術書ではないですが、この本も良かった。最近「なぜ」を考える癖がついてきた気がします(きのせい
同じようなシリーズでこちらも紹介
Amazon.co.jp: 具体と抽象 ―世界が変わって見える知性のしくみ : 細谷 功: 本
クリーンアーキテクチャを語るなら一度読んでおくと良さそうです。
Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計 | Robert C.Martin, 角 征典, 高木 正弘 |本 | 通販 | Amazon
書籍の内容を実践し始めてから1on1の質が上がってる気がします。
ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法 | 本間 浩輔 |本 | 通販 | Amazon
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございました。
振り返ってみると2024年は色々なことに挑戦した1年だったなと思います。 本業では、プロジェクトのリードや採用面接、執筆などより広い視野が求められる業務に取り組みました。副業では、本業と異なるSREや技術顧問といったポジションで新たな知見を得ることができ、プライベートでも低レイヤーよりの開発を通してCSの深い知見を得られました。これらの経験を通してメンバーというポジションから少し俯瞰して物事をみることができるようになったり、技術的な専門性をさらに深められたかなと思います。
当たり前ですがこれだけ色々取り組めたのは周りの方々の多くの支援があってこそでした。時には無茶振りな我儘にも柔軟に対応してくださり本当にありがとうございます。来年以降は普段支えてくれてる方々に少しずつ恩返ししていければなと思います。
本年はありがとうございました。皆さま、良いお年をお迎えください。